【ボート】尼崎G3 吉田俊彦が地元V イン逃げで一昨年9月以来の美酒
「サッポロビールカップ・G3」(22日、尼崎)
人気を集めた1号艇の吉田俊彦(42)=兵庫・86期・A1=がインからコンマ09のスタート(S)を決めて逃げ切り1着。通算56回目となる優勝を地元Vで飾った。2着には桑原悠(長崎)、3着に古沢光紀(福岡)が入った。
勝利の美酒に酔いしれた。2019年9月の尼崎以来となる久々のV。「1年半、ほんまにきつかった。久々の勝利。うれしいです」と白い歯を見せた。
優勝戦は4カドの高野哲史(兵庫)がコンマ03の快Sに対し、イン吉田俊は09の5番手Sも、1マークまでに伸び返し、先マイからきっちり逃げて勝負をつけた。7節連続で予選突破していた実績機37号機を手にして自信はあった。「前検から手応えがあった。優勝戦も先に回れば大丈夫だと、安心して乗れました。Sも自信を持って行けました」と振り返った。
20年後期にはF2の影響で04年後期以来のA2落ちを経験する苦汁を味わったが、A1に復帰した今期は「リズムがいい。これからも頑張ります」とさらなる活躍を誓った。