【ボート】宮島デイリー杯 村岡賢人が2節連続V インから押し切り宮島神速王襲名
「デイリースポーツ杯争奪・宮島神速王決定戦」(22日、宮島)
1号艇の村岡賢人(31)=岡山・105期・A1=が、インから逃げ切り勝ち。島川光男(広島)の3コースまくりを何とか受け止めて振り切り、前節の大村に続く2節連続優勝を果たした。その島川が2着で、本命サイドの決着となった。
島川のセンター強襲にヒヤリとさせられたが、村岡が踏ん張って優勝。「1マークでいつも握ってしまうので別のターンを試したら、危なかった」と苦笑いだったが、舟足が今節一番の仕上がりだったことで持たせることができた。「準優できっかけを得て、いい調整ができた。竹田(辰也)さんとも遜色なかったし、十分な仕上がり」と胸を張った。
2節連続VでA1陥落の危機からの脱出が見えてきた。前検時で5・86しかなかった今期勝率が6点オーバーへ上昇。「前々節の下関が駄目で、そこで勝率よりも年間6Vに目標を切り替えた。そうしたらこうなった。今後もこの流れでいきたい」。強豪不在の開催をしっかりモノにして、勢いはさらに加速しそうだ。