【大阪杯】サリオス迫力リハ 松山「いい内容」堀師も合格点「準備整った」
「大阪杯・G1」(4月4日、阪神)
19年朝日杯FS覇者のサリオスが、新コンビを組む松山を背に美浦Wで迫力のある動きを披露した。5Fで追走したパートナーに楽な手応えで2馬身先着。同期コントレイルへの雪辱とG1・2勝目へ、着々と態勢を整えている。
文句なしの動きだった。サリオスは新パートナーの松山を背に美浦Wで併せ馬を敢行。カフェクラウン(5歳3勝クラス)を4馬身追走する形から徐々に差を詰めると、直線ではあっさりとかわして2馬身先着を決めた。5F65秒6-37秒8-11秒9の好時計を記録し、仕上がりの良さをアピールした。
20年はデアリングタクトを史上初の無敗牝馬3冠に導き、21年も現在リーディング2位と絶好調の鞍上は、「道中は折り合いをつけて、最後は負荷もかけられました。仕掛けてからの反応も良かったですし、追い切りとしてはいい内容だったと思います」と初コンタクトで好印象を抱いた。続けて、「瞬発力などいろんなものを兼ね備えている馬だなと思いました」と素質の高さを感じ取っていた。
動きを見守った堀師は「しっかり動けていたし、息遣いも良く、競馬の準備は整ったと思います」と合格点を与えた。マイルCS5着以来となるが、「太め感はないし、カイ食い、毛ヅヤ、体の張りなどの健康状態は良く、ウイークポイントの右トモの状態もこの馬としてはいい方です」と順調な調整ぶりを口にした。
舞台は阪神芝2000メートル戦。鞍上は「コースは合いそうですし、いいイメージを持ってレースに挑めそうです」と本番を見据えた。皐月賞とダービーで苦汁を飲まされた宿敵コントレイルをはじめ、グランアレグリア、レイパパレなど豪華メンバーがそろった一戦に、万全の態勢で挑む。