【ボート】石野貴之が19年グランプリ以来のSG優出 優勝戦1号艇をゲット

 「ボートレースクラシック・SG」(27日、福岡)

 準優勝戦12Rで、予選トップ通過だった寺田祥(山口)が3着に敗れる大波乱。11Rを逃げ切った予選2位通過の石野貴之(38)=大阪・90期・A1=に、優勝戦1号艇が転がり込んだ。

 レースは1周1Mで2コースの松田大志郎(福岡)がツケマイを敢行。抵抗した寺田祥の内を、湯川浩司(大阪)が差してバックで抜け出したが、2Mで二人がやり合ったところを、冷静に差した稲田浩二(兵庫)がホームで先行。そのまま振り切り1着でゴール。3連単は8万9750円の大波乱となった。

 1号艇が巡ってきた石野は、19年グランプリ以来のSG優出。「準優は足的には自分のレースをすれば大丈夫と思って行った。足は負けることはない。スリット近辺がいいと言われているが自分ではターン回りがいいと思う」と良機を味方に久々の優出を決めて笑みがこぼれた。

 今期はF事故に泣かされ、現状ではA1キープも厳しい状況で、A1陥落の可能性が高い。「S事故に尽きますね。これまでも勝負でたまたま残っていただけ。自分を見つめ直せた」。ある意味で、今期が、選手人生でのターニングポイントになることは間違いない。

 優勝戦に向けて、最後に意気込みを聞かれると「年末には、A2でグランプリに出場したいと思う」と周囲を笑わせる余裕を見せていた。

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