【競輪】松阪ウィナーズカップは清水裕友が優勝 松浦悠士追走から差してG2V2
「ウィナーズカップ・G2」(28日、松阪)
12Rで決勝戦が行われ、清水裕友(26)=山口・105期・SS=が1着。前を任せた松浦悠士(広島)を差し切って、通算2回目のG2優勝を飾った。2、3着には古性優作(大阪)、松浦の順で入った。
レースは打鐘前に出切った高橋晋也(福島)-守沢太志(秋田)が先行態勢に入り、いったん5番手を確保した松浦が打鐘を合図にスパート。4角手前で守沢が踏み遅れた隙を逃さなかった松浦は、高橋後位に潜り込む。番手を奪った松浦は最終2角からまくり敢行。終始、松浦を追走した清水が直線で差し切って1着。最終3角6番手から外を踏んだ古性が2着に入り、まくり切った松浦は3着だった。
ヒーローの清水は「めちゃくちゃうれしいです。今までで一番うれしいですね。G1(昨年2月の全日本選抜)よりも」と喜びを爆発。昨年終盤は「気持ちが抜けていたというか、試行錯誤している段階で我慢できず、途中で投げ出したり」と少し低迷したが、今年に入って「それが身になってきました」と上向き。「トレーニングの成果が出てきましたし、自転車(のセッティング)を含めてマッチしてきました」と自身でも認めるほど調子を上げてきた。
優勝賞金は2170万円(副賞込み)。使い道を問われると「クルマを買おうかな。あと、道場を自宅近くに建てて、人生初の借金があるので、それ(返済)に使おうかな」とニンマリ。次なる目標を尋ねられ「G1・日本選手権(5月4~9日・京王閣)ですね。優勝できるように頑張りたいです」。松浦との中国ゴールデンコンビが完全復活。この2人が今後のG1、G2を席巻するのは間違いない。