【ボート】須藤博倫がデイリースポーツ賞V 多摩川で今年初優出初優勝
「デイリースポーツ賞」(31日、多摩川)
開催最終日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の須藤博倫(43)=埼玉・83期・A1=が、イン逃げで今年初優出初優勝を果たした。通算では62回目、当地では2004年7月のG3・新鋭リーグ戦以来で2回目。2着は4号艇の渡辺睦広、3着には2号艇の仲口博崇が入った。
17年ぶりとなる多摩川でのウイニングランを終えた須藤は、「危なっかしいレースをしてしまった。ホッとしています」と待ち望んでいた今年初Vに胸をなで下ろした。
1Mでは、2コースの仲口に鋭く差し迫られた。「仲口さんはさすが。バックの足で勝てました。足は完璧に仕上がっていました」と節イチの伸びを評価した。
今年の初優出、初優勝とも春到来まで遅れた。「自分のミスだったり、要因はいろいろありますが、結果が出た。勝ちたかった多摩川でも、久々に勝てたので、これを弾みにしたい」と気を引き締めた。4月は津、5月には平和島でG1が控えている。執念のVを飾った須藤が、さらに上を目指していく。