【オート】74歳229日の鈴木章夫が公営競技最年長勝利記録をまた更新
「川口市営第1回第1節」(8日、川口)
74歳229日の現役最年長レーサー・鈴木章夫=浜松・2期=が、開催初日の7Rを快勝。自身が保持していた公営競技最年長勝利記録を12日更新し、2日目の準々決勝に進出した。
レースは、10線の3枠からコンマ02のトップスタートで仕掛けた鈴木章が、0ハンの鈴木孝治(浜松)を1角でまくって逃げ、後続の猛追を振り切った。「スタートが速すぎたかね?普通に走れたので、エンジンは悪くないです。もう大きな整備はしないで、タイヤ探しを」と笑顔で振り返った。
身長160センチ、体重50キロという、レーサー向きの体型を維持して常に元気。「体作りは別にやっていません。強いて言えば、あまり食べないことですかね。肉より魚が好きです」と明かす。
鈴木章は公営競技最年長優出(74歳68日)、G1最年長勝利(73歳118日)の記録も保持。デビュー57年間で通算1359勝。今年3勝目。次節は25日から川口で行われるSG・オールスターオートレースに出場予定。本人は「無理、無理」と謙遜するが、SG最年長勝利記録を更新するかは注目の的だ。