【ボート】桐生順平が宮島DC制覇 会心逃げで今年早くも2回目のG1優勝
「宮島ダイヤモンドカップ・G1」(10日、宮島)
1号艇の桐生順平(34)=埼玉・100期・A1=がイン逃げで快勝。2月の関東地区選(多摩川)以来となる今年2回目、通算12回目のG1制覇を達成した。17年以来のグランプリ奪還へ、一層の弾みとした。2着は新田雄史(三重)。地元勢では上平真二(広島)が3着に入った。
桐生が文句なしのイン逃げで優勝戦を制した。「準優で仕上がりが良かったし、Sだけ気をつけた。フルダッシュで行けて伸びられる感じがなかった」と納得の表情で振り返った。
今年は早くも2回目のG1制覇。昨年はグランプリに出場できず、今年は調整面のスタンスを変えた。「ペラだけで行くのが理想だけど、今はエンジンもいじるようにしています」。今節は整備士の勧めから全走、チルト0。「バランス型のチルト0。引き出しが増えましたね。(地元の)戸田だったらなおさら使えそう」。結果と共に、大きな収穫も得たようだ。
年末へ向け、視界はますます良好。「グランプリに出る!じゃなくて優勝を。今年は行きます」と、4年ぶりの頂点奪還へひたすら突き進む。