【皐月賞】ヨーホーレイク1冠目へ自信 岩田望は人馬父子制覇を狙う「結果残せたら」
「皐月賞・G1」(18日、中山)
鋭角な成長曲線を描き、着実に地力を強化してきた。きさらぎ賞2着をステップに大一番に臨むヨーホーレイク。栗東の坂路調教を見届けた友道師は「緩いところがあったので、目標をダービーに置いてやってきた。体がしっかりとして、見た目もシャープになっているね」と目を細める。先にダービーを見据えながらも、想像を超える良化ぶり。自信を持って1冠目に送り出すことができる。
枠は3枠6番。「極端な枠じゃなくて良かった。出が悪い時があるので、偶数が良かった」と歓迎する。重馬場の紫菊賞を勝っているだけに、「少々の雨ならこなせると思う」と雨予報も気にしていない様子だ。
「調教でも折り合いをつけているし、しっかりと追ってくれるジョッキー」。トップトレーナーが信頼を寄せ、手綱を託すのがデビュー3年目を迎えた岩田望だ。「1週前追い切りに乗せてもらいましたし、長く脚を使う印象。中団あたりかなと思うし、いい枠が当たった。展開にもよるのでいろんな選択肢を持っていたい。スムーズな競馬ができれば」とイメージする。
父の岩田康に憧れて進んだジョッキーの道。その父は同じ友道厩舎のアンライバルドで09年に皐月賞を制している。「僕が9歳の頃ですね。現地の中山で観戦したのを覚えています。大レースというのは分かっていなくて、勝ったな、って感じだった。縁を大事にして、同じように結果を残せたら」。ディープ産駒と挑むクラシックの大舞台。人馬の父子制覇に期待が懸かる。