【ヴィクトリアM展望】グランアレグリア古馬マイルG1完全制圧だ
「ヴィクトリアマイル・G1」(16日、東京)
グランアレグリアが史上初の古馬マイルG1完全制覇に挑む。初の2000メートルに加えて降りしきる雨に苦しんだ大阪杯(4着)は、津曲助手が「前走は極端な馬場が敗因だと思っています」と語るように参考外に近い一戦だろう。「東京のマイル戦はいい条件なので改めて期待」。昨年の安田記念で強敵アーモンドアイを下した舞台なら不動の中心だ。
快速娘レシステンシアもマイル女王の座を狙っている。前走の高松宮記念は小差2着。武豊は「強いのはいるけど、チャンスはあると思う」と目を光らせている。本格化したテルツェットがダークホースとも言える存在だ。破竹の4連勝でダービー卿CTを制覇。和田郎師は「(前走の)中山より府中のマイルが合っている」と好勝負を期待する。
阪神牝馬Sで重賞初Vを飾ったデゼルも、充実ぶりなら負けていない。他にも2走前の愛知杯で重賞初Vを決めたマジックキャッスル、マイルで実績を残すスマイルカナ、マルターズディオサなど伏兵陣は多彩だ。