【NHKマイルC】ソングライン大奮闘2着 池添「この差は本当悔しい」
「NHKマイルC・G1」(9日、東京)
2番人気のシュネルマイスターが鼻差で制し、12年カレンブラックヒルと並ぶデビュー4戦目の最少キャリアV。7番人気のソングラインが2着に入り、1番人気グレナディアガーズは3着に敗れた。なお、3番人気のバスラットレオンはスタート直後に落馬、競走中止となった。
勝利は目前だった。残り200メートルでグレナディアガーズをかわして先頭に立ったのは7番人気のソングライン。完全に抜け出したが、外から追い上げてきた勝ち馬の末脚にゴール寸前でわずかに鼻差だけねじ伏せられた。
大金星を逃した池添は「この差だし、本当に悔しい」と無念そうに言葉を絞り出す。それでも「最後に苦しくなって、左手前に変えた分の差だと思う。馬は本当によく頑張ってくれた」とパートナーの奮闘をたたえた。
桜花賞では向正面で大きな不利を受け、力を出し切れず15着。そこから立て直して、牡馬相手に勝利に等しい価値のある走りを見せた。林師は「負けたのは残念ですが、ワクワクする競馬をしてくれた馬と池添騎手に感謝したい」とねぎらった。