【競輪】松浦悠士が函館記念を制覇 2角まくりで今年5回目のG3優勝
「五稜郭杯争奪戦・G3」(18日、函館)
開催最終日の121Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(30)=広島・98期・SS=が最終2角4番手から軽快なまくりを決めて優勝した。今年5回目、通算では11回目のG3制覇。2着は直線で伸びた佐藤慎太郎(福島)、3着には先行した古性優作(大阪)が入った。
レースは古性を先頭に近畿勢が主導権。この動きに反応した松浦が4番手を確保し、最終2角まくりを敢行。村上義弘(京都)のけん制も乗り越えてVゴールを駆け抜けた。武雄記念、G1・日本選手権に続いて3場所連続優勝。絶好調の近況に「出来過ぎです」と謙遜した。
準決では野口の逃げ切りを許し、自身のまくりは届かずに3着に敗れた。「悔しさが生きたと思う」と決勝では松浦らしい位置取りのうまさと、タテ脚を発揮して、しっかりと雪辱を果たした。