【オークス】アイドルホース白毛馬ソダシ敗れる デビューからの連勝は5でストップ
「オークス・G1」(23日、東京)
白毛のアイドルホースに初めて黒星がついた。単勝1・9倍の圧倒的1番人気に支持された、無敗の桜花賞馬ソダシ(牝3歳、栗東・須貝)は8着に終わった。好スタートを切ったが、外から行く馬を行かせて道中は好位に控える形で追走。行きたがる面をのぞかせていたが、吉田隼が何とかなだめながら直線へ。しかし、エンジンはかからず、馬群にのみ込まれてしまった。
デビューからの連勝は5でストップ。昨年のデアリングタクトに続く、史上3頭目の無敗牝馬クラシック2冠が懸かっていたが、偉業達成とはならなかった。鞍上は「我慢することは今まで教えてきたので、やっぱり距離の壁なのかな」と敗因を挙げ、「負けはしたけど、ここまでいい夢を見させてもらいました。またイチからつくり直していきたい」と前を見据えた。
須貝師は「距離は関係ない。競馬の形がきつかった。1、2コーナーがね。あそこで併せ馬の形になって向正面まで引っ掛かってしまった。ずっとハミをかんでいたし、あそこの力みが最後に響いた。本当に強い馬なら、それでも勝たないといけないんだけどね」と残念そうに振り返った。
今後は休養に入る。指揮官は「上がってきた馬を見た感じでは、脚元など問題はなさそうなので、週末にでも北海道に放牧して立て直したい。ソダシを応援してくれた皆さんには感謝しかない。また強いソダシを見せられるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。