【日本ダービー展望】7398頭の頂点へ エフフォーリアが無敗2冠狙う
「日本ダービー・G1」(30日、東京)
7398頭の頂点を決める一戦。昨年の2歳王者ダノンザキッドは故障で回避となったが、多彩な顔ぶれがそろった。中心は昨年のコントレイルに続き、無敗2冠制覇を狙うエフフォーリアだ。中間は放牧を挟んでリフレッシュ。1週前は美浦Wの3頭併せで5F68秒2-38秒8-12秒2を記録し、状態の良さをアピールした。鹿戸師は「リズム良く走れていたし、問題ないですね」と手応えをつかんでいる。
注目度で言えば、オークスではなく、ダービーに参戦する紅一点・サトノレイナスも引けは取らない。阪神JFと桜花賞でソダシの2着に敗れたが、ともに小差でポテンシャルは高い。07年ウオッカ以来、史上4頭目となる牝馬Vへ、「大きな挑戦ではあるが、能力の高い馬だし、勝つ自信はある」とルメールは意気込む。
3戦2勝のシャフリヤールも侮れない。毎日杯は従来のコースレコードを0秒5も更新する、1分43秒9で勝利と素質の高さを示した。京都2歳S-青葉賞と重賞連勝のワンダフルタウン、皐月賞2着のタイトルホルダー、重賞で好戦を続けるステラヴェローチェ、共同通信杯でエフフォーリアの2着に入ったヴィクティファルスなどにも注目だ。