【競輪】取手デイリー賞 阿部大樹が直線抜け出して完全V 埼玉ラインで上位独占

 「CTC杯・デイリースポーツ賞」(29日、取手)

 阿部大樹(32)=埼玉・94期・S2=が同県・黒沢征治(埼玉)の先行に乗って直線で抜け出し、3月の平F1以来、今年2回目の優勝を飾った。2着は逃げ粘った黒沢、3着は3番手で続いた中田健太(埼玉)が入り、埼玉トリオで上位独占となった。

 阿部が番手絶好の展開を見事ものにした。レースは3車結束した埼玉勢が前を取り、先導役の黒沢が、別線で機動力のある染谷幸喜(千葉)の動きを見ながら、打鐘からペースを握って先行。阿部-中田で追走。4番手から武田豊樹(茨城)が動くところをけん制しながら阿部が直線しっかり伸びて差し切った。

 「黒沢君は桁違いに強いね。風も強かったけど、気持ちよく先行してくれた。内から泉(慶輔)君がきたけど、落ち着いて前に踏めた。ほとんど仕事をしなかった」と後輩を称えてニッコリ。

 初日は自力を出して白星。準決は寺沼(将彦)マークから番手まくりで連勝で勝ち上がり、決勝も番手戦でチャンスをつかんで完全優勝を決めた。次走は6月5日からの別府記念。「中1週だし、しっかり練習して頑張りたい」と、G3での好走を誓った。

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