【競輪】町田太我が松山トラック競技支援V 会心の逃げで117期初のG3制覇
「国際自転車トラック競技支援競輪」(13日、松山)
町田太我(20)=広島・117期・S2=が打鐘カマシで押し切って優勝。G3初制覇を果たした。2着に金子幸央(栃木)、3着には菊池岳仁(長野)が入った。11Rのガールズ決勝は佐藤水菜(22)=神奈川・114期・L1=が完全優勝を決めた。
圧巻の走りでG3初優勝を決めた町田。「超気持ちいい」とレース後は肩で息をしながらも笑顔を見せた。
レースは後ろ攻めを選択。赤板で上昇に出するも、別線も譲らず再び後方へ。それでも「早めに叩ければチャンス」と打鐘でスパート。後位の吉永が離れて単騎カマシになるも「後ろは分からず、誰か来たので合わせた」と別線の反撃を許さずにそのまま押し切った。
過去3回のG3決勝はいずれも9着。「また9着かなと思っていたけど、しっかり力を出し切りたいと思って、それが結果につながった」と117期で最速のG3制覇を力強い走りで成し遂げた。
この優勝でG1・競輪祭(11月18~23日・小倉)の出場を決め、今後は戦うステージが上がっていくが、持ち前の機動力でビッグ戦線をにぎわせてくれそうだ。