【宝塚記念展望】グランプリ3連覇を目指すクロノジェネシスが中心
「宝塚記念・G1」(27日、阪神)
上半期を締めくくるグランプリ。ファン投票1位に輝いたのは、昨年の覇者クロノジェネシスだ。後続を6馬身突き放した圧勝劇は記憶に新しく、同年の有馬記念も完勝と言える勝ちっぷり。現在、古馬の代表格と言っていいだろう。海外遠征帰りの一戦となるが、1週前追い切りに騎乗したルメールは「いい感じ。手応えがすごく良かった。元気いっぱいです」と笑顔。北村友が負傷のため、新コンビとなった鞍上を背に、史上3頭目となるグランプリ3連覇を目指す。
ファン投票4位に支持されたのが、デビューから無傷の6連勝で大阪杯を制したレイパパレ。3冠馬コントレイルや、女傑グランアレグリアを相手に4馬身差の圧勝劇。潜在能力の高さは計り知れない。真価が問われる今回、高野師は「4番人気で臨んだ大阪杯とは立ち位置が変わった。1F延長もポイント」と気を引き締めるが、調教の動きは相変わらず迫力満点。この勢いは止まりそうにない。
関東期待のカレンブーケドールがファン投票6位。適距離と言える2200メートルで悲願のG1初制覇を狙う。2年連続で2着の古豪キセキも久々の勝利を目指して虎視たんたん。春盾4着からの巻き返しを期すアリストテレスや、大阪杯2着のモズベッロが続く。