【宝塚記念】レイパパレ、連勝6で止まった 初黒星3着も陣営悲観なし
「宝塚記念・G1」(27日、阪神)
上半期最後の大一番を締めくくったのは、ファン投票1位でレースでも1番人気に推されたクロノジェネシス。2着は7番人気の伏兵ユニコーンライオン。2番人気のレイパパレは3着に敗れ、連勝は6でストップした。
ついに、無敗の進撃が止まった。レイパパレは最後の直線でクロノジェネシスに並ぶ間もなくかわされ、一度は抜いたユニコーンライオンにも差し返されて3着に敗退。ただ、キャリア7戦目での初黒星にも、陣営に悲観の色はなかった。
“勝って反省”の様相だった20年暮れのチャレンジCとは対照的。川田が「チャレンジCに比べれば、はるかに我慢しながらレースを進められていました。3着という結果にはなりましたが、よく我慢して走ってくれたと思います」と振り返れば、高野師も「(2走前と)似たようなスローの番手でしたが、我慢できていましたね」と、レース内容を前向きに受け止めていた。
「いやあ、クロノはつえーな」と潔く勝者をたたえた指揮官。前走比プラス10キロとたくましさを増した愛馬に「体力がついてきて実にしていく分、柔軟性をそがないようにしていかないと。今後?結果を受けてオーナーサイドと相談していく」と前を向いた。初めて土はついたが、決してこれまでの蹄跡が色あせることはない。輝かしいキャリアは、これから先もまだまだ続いていくはずだ。