【ボート】守屋美穂が児島で3連続優勝 人気に応えてのイン速攻で通算V20
「日本財団会長杯」(9日、児島)
男女混合6日間シリーズは9日12Rで優勝戦が行われ、地元で1号艇の守屋美穂(32)=岡山・101期・A1=がイン速攻、2号艇から外の男子5人を寄せ付けず、逃げ切って1着。3月のヴィーナスシリーズ、5月の男女W優勝戦に続く、児島で3節連続となる優勝を飾った。
絶大な人気を背負った1号艇の守屋は、1コースからコンマ04の快スタート(S)。しっかりと逃げ切り、通算20回目の優勝を手にした。2着に人気薄の稗田聖也(福岡)が入り、北中元樹(滋賀)が3着。3連単舟券は2万円台で決着した。
守屋は30日間のフライング休み明けながらも、Vゴールを駆け抜けた。「ホッとしました。久しぶりの休みでゆっくり過ごすことはできましたが、季節の変わり目でもあり、調整面や自分のレース勘に不安がありました。地元でいいエンジンを引いたことに助けられました」とシリーズを振り返った。
これで今年V4。そのうち3回は逃げで制している。「昨年は逃げでの優勝がなかったけど、今年は最後まで集中できていると思います」。今後はオーシャンカップ(20~25日・芦屋)、レディースチャンピオン(8月4~9日・浜名湖)、メモリアル(同24~29日・蒲郡)とSG、プレミアムG1といった大舞台が続く。「とにかく目の前の一走一走に集中して行きます」。地元3連続優勝で勢いづいた守屋は、強さがかなり増したように見えた。