【ボート】小野生奈が尼崎ヴィーナスS制覇 3カドまくり差しでイン遠藤エミを撃破

 「ヴィーナスシリーズ第7戦・尼崎プリンセスカップ」(12日、尼崎)

 小野生奈(32)=福岡・103期・A1=が3カドから鮮やかなまくり差しを決めて1着。2月のG2・レディースオールスター(芦屋)以来、通算20回目の優勝を飾った。2着には2号艇の海野ゆかり(広島)、人気を集めた遠藤エミ(滋賀)は3着に敗れた。

 “秘策”は3カドだった。3号艇の小野は「起こしが重たかったので、スローだと遅れると思った」という選択が大正解。インの遠藤と同じくスタート(S)はトップタイのコンマ15だったが、スリットから一気に伸びて、まくり差しを決めた。

 実績のある49号機をきっちり上積みさせて頂点に立った。「元々エンジンにはパワーがあってしっかり動いてくれた。出足は甘いが、伸びを求めていた。Sは放ったが、そこから伸びてくれた」と会心の笑み。5勝、2着5回とオール2連対と安定感も抜群だった。

 次節は20日に開幕する地元・芦屋でのSG・オーシャンカップ。「大好きな水面ですし、いいイメージで臨めます」。次は男子の強豪相手に大暴れしてみせる。

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