【ボート】田口節子が愛娘に捧げた地元V 「ママは強いんだから!」と泣いた娘が笑顔で祝福
「オールレディース 第33回瀬戸の女王決定戦・G3」(18日・児島)
最後までママは強かった。児島ボートで争われた「第33回瀬戸の女王決定戦」は地元の田口節子(40)=岡山・A1・85期=がインから押し切って優勝。10走9勝、2着1回の準パーフェクトV、6月の戸田、前走の平和島に続く今年3回目の優勝を飾った。
昨年2月以来の地元Vとなった田口は、「地元では応援してくれる人も多いから、今日の緊張はMAX。本当にホッとしている」と顔をほころばせた。今年3月のヴィーナスシリーズでは優勝戦1号艇で2着。2コースの守屋美穂に差されて敗れた。レース後は6歳の愛娘に「ママは本当は強いんだからと泣かれて、辛い経験をさせたんだと思った。だから、今回の優勝は心からうれしい」と緊張感から解き放たれて母の顔。
水上パレードでは、スタンド手前にいた娘が笑顔で手を振り「強いママ」を祝福。娘の喝で心を強くした田口が、娘と地元ファンに堂々たる勝者の姿を披露した。