「びわこモーターボート大賞・Ｇ２」（１８日、びわこ）

　１号艇で人気を集めた村松修二（３０）＝広島・１１４期・Ａ１＝が、オールスローのインから堂々と逃げ切った。通算１５回目の優勝で、Ｇ２はうれしい初制覇となった。２着は丸岡正典（大阪）、３着には地元の川北浩貴（滋賀）が入った。

　村松にとって悪条件は全く問題にならなかった。強風とうねりで最終日は１１Ｒまで１号艇はわずか３勝。迎えた本番で進入は枠なりのオールスローとなったが、冷静に好Ｓを決めると丸岡の差しを封じて押し切った。「ダッシュ勢が怖かったので、オールスローはむしろ歓迎だった」と振り返った。

　「最近はタイトルを獲ることを意識して走っているので、Ｇ２優勝はすごくうれしい。毎日、自分のレースを見てくれているおばあちゃんに喜びを伝えたい」と笑顔を浮かべる。

　これでＳＧ・ボートレースクラシック（２２年３月１６～２１日・大村）の出場権をゲット。今後は一般戦が続くが、９月には地元のＧ１・宮島周年のあっせんも入った。さらなるタイトル獲得へ勢いを加速させていく。