【アイビスSD】千直のスペシャリスト・ライオンボス 斤量&馬場の条件好転で逆襲だ

 「アイビスSD・G3」(25日、新潟)

 スペシャリストとして存在感を示す。19年の覇者で20年の2着馬ライオンボスが、得意の直線競馬で重賞2勝目を狙う。過去20年で02年、04年カルストンライトオ、08年、09年カノヤザクラ、15年、16年ベルカントがV。特殊な条件だけにリピーターが活躍する傾向にある。ライオンボスにとっては堂々と主役を張れる舞台だ。

 これまで千直は〈4・2・0・1〉と抜群の成績。唯一、大敗を喫した前走の韋駄天S(9着)も敗因は分かっている。和田郎師は、「前走は斤量を背負っていましたし、馬場も影響しました」と分析する。前走は勝ち馬より5キロも重い斤量58キロ。しかも連続開催の後半6日目で、馬場状態は稍重と不得手な設定だった。

 その点、今回は条件が好転。斤量は前走より1キロ軽い57キロで、スピード決着になりやすい開幕週の馬場となる。トレーナーは「(当日の天気による)馬場状態までは分かりませんが、いろいろな面で条件はいいです」と前を向く。いつものように和田牧場でリフレッシュ放牧され、1週前追い切りでも嶋田(レースは鮫島駿)を背に美浦南Wで5F68秒3-12秒2(直強)。ゴーサインに反応して、バーガンディ(3歳未勝利)、ソプラノナイト(2歳新馬)に先着。フットワークの力強さ、迫力は前回に見られなかったもので体も締まった状態。出来は間違いなく前走以上だ。

 「前回は馬に硬さが見られましたが、状態は今回の方がいいと思います。6歳になりますけど変わりはないです」と指揮官も健在ぶりをアピールする。前走の敗戦だけで見限るのは早計。生粋のスピードスターが、きっちりと格の違いを見せつける。

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