福永祐一 今年も新潟で白星固め打ちだ レパードS、関屋記念など騎乗
2020年、15勝を挙げて夏の新潟リーディングに輝いた福永祐一騎手(44)=栗東・フリー=が、21年もトップの座を狙う。
この夏も列島狭しと大暴れしてくれそうだ。3回小倉では最多の14勝をマーク。勝率31・8%、連対率52・3%をたたき出すなど、まさに独壇場だった。特に周囲を驚かせたのは新馬戦5連勝。小回り平たんにもかかわらず“逃げ切り”がなかったのも、内容を求めるユーイチらしい。「逃げたら勝ちやすいけど、クラスが上がっても勝てるように。目の前の一戦だけを勝とうと思うと、その馬の良さを見失うことになる」と説明する。
4回小倉に参戦するのは北九州記念と小倉2歳Sだけ。夏の主戦場を12日間騎乗する新潟に定め、レパードS(キャリアリズム)、関屋記念(シャドウディーヴァ)など、重賞V量産も予感させる。「毎年、夏は成績がいい。去年は芝だけで新潟リーディングを獲ったから」と笑みを浮かべた。新馬戦からは「小さくて軽い馬。サッと動くかもしれない」と期待する土曜5Rのプルサティーラに注目。さあ、アツいシーズンの到来だ。(デイリースポーツ・井上達也)