【レパードS】55歳・柴田善 メイショウムラクモでJRA最年長重賞Vだ!
「レパードS・G3」(8日、新潟)
重賞初Vを狙うメイショウムラクモと、JRA最年長重賞勝利の記録が懸かる柴田善。異色のコンビが夏の越後路で大きな注目を集める。
古馬との初対戦だった前走のいわき特別(2勝クラス)。2番手から楽に抜け出し、後続に7馬身差をつける圧勝劇で強烈なインパクトを残した。鞍上は「スピードが違ったね。クラスが上がって、速いペースの方が走りやすかったと思う。段階を踏んで力をつけてきたし、こういう馬が出てくると張り合いがあるよね。何とか大成させたいって思う」と振り返った。7月30日に55歳の誕生日を迎えた現役最年長ジョッキーは、伸び盛りの3歳の俊英に目を細める。ここで勝てば、岡部幸雄元騎手の54歳31日(02年ステイヤーズS=ホットシークレット)を更新するだけに、力が入るのは当然だ。
状態も申し分ない。7月28日の美浦Wでの1週前追い切りは、柴田善を背に3頭併せ。5F66秒2-37秒5-11秒9(馬なり)をマーク。力強い走りを見せて、さらに調子を上げてきている。見届けた和田勇師は「体調はいいですね。左回りは初めてなので走ってみないと分かりませんが、自分のペースで行ければ。相手は強くなりますが、見苦しい競馬はしないと思います」と自信をのぞかせる。大ベテランの熟練のエスコートで、まっしぐらにゴールへ突き進む。