【競輪】岸和田F1 初音ミクヘアから脱却した南円佳 21場所連続決勝進出へ快走だ
「西日本カップin岸和田」(16日開幕、岸和田)
前場所の高知(7~9日)は髪が明るいグリーンだった南円佳(22)=鹿児島・116期・L1。今場所の岸和田は色を抑えめにしてやってきた。「(高知は)完全に初音ミクだったんですよ。ブリーチしたら色が入り過ぎたみたいで…」。直前には「色を変えてみました」と言うが、まだ初音ミクの感じは残っていた。
南は樟南高校出身でバレーボール部に所属。母校の野球部は夏の甲子園(全国高校野球選手権)に出場。「今年はまだ見ていないんですよ」と言うが、それもそのはずで、2回戦からの出場で、1試合目は第6日目(18日=予定)。「応援します」と後輩たちの活躍を期待していた。
南は岸和田に来ることが2回目。前回はデビュー前の2019年6月で、G1・高松宮杯開催中の岸和田で行われたエキシビションレースに参加した。「岸和田はそれ以来ですね。声援が多い印象があります」。その後、リニューアルで高速バンクに生まれ変わった。以前より進化した南が快走することは間違いない。「(新型コロナウイルスの)ワクチンは2回目の接種が終わりました。その後の練習で普通にもがけましたよ」。昨年12月の武雄から20場所連続で決勝進出中。今場所もしっかりとファイナルに顔を出し、2月の松山以来となる、通算3回目の優勝へ突っ走る。