【競輪】松浦悠士が逃げ切って松戸記念初制覇 「小細工なしで、力を出し切ろうと思った」
「燦々ダイヤモンド滝澤正光杯・G3」(24日、松戸)
開催最終日の10Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(30)=広島・98期・SS=が打鐘から逃げ切って、松戸記念を初制覇した。G3優勝は5月の函館以来で今年6回目、通算では12回目。2着は松浦をマークした岩津裕介、3着には3番手の藤岡隆治が入り、連係した中四国ラインで上位独占した。
松浦が圧巻の逃げでレースを支配。「ライン3人で決まったことがうれしい。同期の藤岡さんが競輪祭の出場権を取れたことも良かった」と笑顔で振り返った。
「決勝は小細工なしで、力を出し切ろうと思った」と前受けを選択。打鐘を合図にしっかり仕掛けると、ライン3人で出切ってペースを握り、別線に反撃の機会を与えずに押し切った。
「レースを走ることが好き。競輪が好き」と松浦。G1・オールスターから間隔の詰まった日程でも、S級S班の責務を果たして結果を出した。年末のグランプリ制覇、賞金王獲得まで、休むことなく突っ走り続けるつもりだ。