【ボート】住之江優勝戦で大事故が発生 完走したのは1号艇1艇のみ スリット過ぎで3艇が大クラッシュ
「しぶき杯競走」(27日、住之江)
最終日12Rの優勝戦で大事故が発生した。
123・456の枠なりのスタートから、ホームで6号艇の川田正人(徳島)が大外から内側に絞り込み、5号艇の大須賀友(愛知)に接触。その流れで4号艇の高倉孝太(福井)、3号艇の葛原太陽(徳島)が次々と接触し、1M手前で大須賀、高倉、葛原の3艇は大クラッシュ。舟が2メートル以上も浮き上がり、選手は水面に投げ出された。
また2号艇の金子龍介(兵庫)も転覆の影響を受け、1Mの外側へコースアウトし、そのままエンスト失格。6号艇の川田には「妨害失格」のコールが出て、1周2マークを回ったのはインから先マイした1号艇の須藤博倫(埼玉)のみ。そのまま1艇で3周ゴールし、通算では64回目の優勝を決めた。
住之江では資料が残る2003年以降、5艇が失格した優勝戦は初の事態。なお、レースは単勝、複勝のみ成立となり、2連単、2連複、3連単、3連複、拡連複は不成立。売上げ金の99・9%にあたる1億6984万7600円が返還された。