【競輪】松井宏佑が逃げ切って小田原記念V 「地元記念は獲りたかった」

 「北条早雲杯争奪戦・G3」(29日、小田原)

 開催最終日の11Rで決勝戦が行われ、地元の松井宏佑(28)=神奈川・113期・S1=が、最終ホームから鮮やかに逃げ切った。松井のG3優勝は2019年の別府以来で2回目。2着に田中晴基、3着には守沢太志が入った。人気を集めた清水裕友は不発で5着だった。

 「行けるところからと思っていた。自分の脚を信じて踏みました。出切ってからは、いい感じに流れてくれました。チャンスをモノにできたと思います」

 優勝候補に挙げられていた郡司浩平、和田真久留の地元両者が欠場。そのため、松井自身への注目度は日増しに高まっていたが、しっかりと重責を全うした。「地元記念は獲りたかった。穴は埋められたかな」と喜びと安どの入り交じった表情を見せた。

 輪界の次世代を担うニュースター。今後も、2024年パリ五輪を目指す自転車競技と両立して、さらなる飛躍を目指す。

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