【競輪】「ラインで決まりホッとした」脇本雄太が向日町記念を完全制圧

 「平安賞・G3」(5日、向日町)

 東京五輪代表の脇本雄太(32)=福井・94期・SS=が完全優勝で改めて強さを証明した。

 「やっとラインで決めることができた。ホッとしたし、次につなげないと」と準決まではラインで決められなかったが、決勝は番手の村上博幸(京都)とのワンツーで締めくくった。

 レースは前受けから運行。勝負どころでも別線が動かず「自分が踏みたいところが赤板過ぎの1角から2角。あそこで下げたらダメ」と突っ張り先行。打鐘過ぎから踏み上げてきた大石剣士(静岡)も合わせ切って、そのまま押し切った。

 「何回も突っ張り先行はやってきたが、久々でした。大石君を合わせたのはギリギリでした」と語るが、若手機動型を相手に隙を与えない完封劇を披露した。

 脇本の強さだけが目立った4日間。東京五輪を終えて2開催目となったが「レース勘は戻ってる。あとは体調だけ気をつけていきたい」と実戦勘もすっかり取り戻した様子だ。

 今年の目標はグランプリ(12月30日・静岡)への出場。今年前半は東京五輪に出場するため競輪への参戦はなかったが「G1を取ってグランプリにいきたい」と狙うはG1タイトルを獲って“一発回答”でのグランプリ進出。

 次走はG2開催となる共同通信社杯(17日~20日・岐阜)。G1クラスの強豪が集うシリーズでも圧巻の走りでシリーズの主役を務める。

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