【セントウルS】シゲルピンクルビー 強豪古馬撃破狙う 渡辺師「斤量差生かしたい」
「セントウルS・G2」(12日、中京)
この夏、札幌記念のソダシを筆頭に、北九州記念のヨカヨカ、キーンランドCのレイハリアと3歳牝馬がV。ライバルに負けじと、今週はシゲルピンクルビーが強豪古馬撃破を狙う。
桜花賞16着後は、サマースプリントシリーズに照準を向けた。初戦の函館スプリントSこそ不利が重なり9着に敗れたものの、前走の北九州記念では勝ち馬から0秒2差の4着に善戦。「稍重馬場で通ったところの差が出ましたね。それでも、いい競馬をしてくれました」と渡辺師は振り返る。いずれも立ち回りひとつで際どい勝負になっていただろう。
半姉のシゲルピンクダイヤは気の勝った面が目立つが、妹は「自由自在といった感じで乗りやすい。優等生ですね」と指揮官は違いを挙げる。前走のダメージもなく、調整は順調。相手はさらに強化されるが「52キロは魅力的。今回も斤量差を生かしたい」と好戦を描く。
サマースプリントシリーズは現在12位。Vなら、大逆転で王座が手に入る。猛威を振るった3歳牝馬が、ラストを締めくくるか。