【セントライト記念】ソーヴァリアント激変 我慢の走りで楽々と併入
「セントライト記念・G2」(20日、中山)
まさに一変。2週連続で手綱を取った戸崎圭が「こんなに1週間で変わるんですね」と目を丸くした。目下の勢いはメンバー随一。ソーヴァリアントが15日、美浦Wで躍動した。
「先週長めからしっかりやったので、きょうは折り合いを見ながら」とテーマを掲げた最終リハは、ララサンスフル(3歳1勝クラス)を相手に併せ馬。直線軽く気合をつけた程度で楽々と併入した。4F52秒1-37秒2-11秒6に、鞍上は「先週、結構グイグイ行っていたのでどうかと思ったけど、きょうは道中すごく我慢が利いて、落ち着いていましたね」とビックリ顔。「心身ともにバランス良く成長してくれている感じ」。学習能力の高さに感心しきりだ。
タイトルホルダーが逃げ切った弥生賞で4着。気性面に課題は残すが、備える能力は高い。リフレッシュ放牧を挟み、今夏は札幌で条件戦を2連勝。勢いをつけて再び重賞ロードに乗り込む。
ただ、戸崎圭は「ここ2戦が楽でしたからね。相手が強くなるし、試金石になるでしょう」と慎重だ。7番人気のカテドラルを京成杯AH制覇へ導き、自身2週連続重賞Vが懸かる。粗削りながらも将来性豊かな3歳馬と、どんなパフォーマンスを魅せてくれるか注目だ。