【神戸新聞杯】シャフリヤール進化 藤原英師「中学生から高校生に」心身の成長に納得
「神戸新聞杯・G2」(26日、中京)
ダービー馬シャフリヤールは16日の朝一番、福永を背に栗東CWに登場した。ダノンドリーマー(3歳1勝クラス)を前に見る形で進めると、直線は僚馬の内へ。ゴーサインに力強く応え、ラストは鋭く反応。僚馬に首差先着を決め、6F85秒2-38秒7-11秒7をマークした。
鞍上は「先週まではまだ頼りなさがあったけど、きょうは良かった。かなり負荷をかけたので、これで来週はあまりかけなくてもよくなった」と調教過程に満足げ。「バネがあるし、体も少し大きくなってきた」と、ひと夏を越してさらなる進化を遂げている様子だ。
日々の動きをチェックする藤原英師も「うまく中学生から高校生に上がったような感じ。秋は調整がだいぶ楽。言うことを聞いているから」と成長度合いに納得の様子。「あとはここから不良に走るか優等生に走るか。ポテンシャルはあるし、うまく方向性を定めたい」と先を見据えた。
「中京2200メートルの条件もいいと思う。今回の走りでその後のレースを決めたい」とトレーナー。今秋のターゲットを占う大事な一戦に向け、態勢は整いつつある。