森且行「車いすは覚悟した」手術は4回、両脚しびれも「復帰目指す」あさチャン取材に応じる
元SMAPでオートレーサーの森且行が28日、TBS系「あさチャン!」のインタビューに応じ、今年1月に落車事故で骨盤骨折などの大けがを負った後の後遺症などを赤裸々に語った。
森は昨年11月に日本選手権で初Vを飾ったが、直後の今年1月にレース中の落車事故でろっ骨、骨盤骨折と腰椎破裂骨折という大けがを負った。胆嚢も摘出し、手術は合計4回も受けたという。
この日のインタビューはオートレース場。事故後初めてやってきたという。レースを見て「最高ですね…」としみじみ。「泣きそうになっちゃった。走りたいなと思って…」と涙目だ。
1月の事故については「死は覚悟した。救急車来ても全く動けなかった」といい「ずっと泣いていた。あまりの痛さに」という激痛に見舞われた。「正直、そのときは絶対復帰は無理、よくて車いすなんじゃないかと覚悟していた」という。
骨が静脈に食い込んでいたといい「5ミリずれたら1時間以内に死んでたよと。手術は血をどう噴き出させないかが大変だったので、命を優先して完璧には戻せなかった」と医師に言われたという。実兄は「車いすになる覚悟はしてくれ」と医師から伝えられていたことを森は最近知ったという。現在も神経が傷ついた影響で、両脚にまひやしびれがあり、つねっても痛みを感じないという。
入院中は、事故のフラッシュバックにも悩まされ「目をつぶるとこのまま死んじゃうんじゃないか」という恐怖にも襲われた。それでも必死にリハビリを開始。その原動力はやはりオートレースが「好きだから」。
インタビュー中には、命を救ってくれた医師とリモートで対面するサプライズも。森は思わず涙を流し、杖なしでもゆっくりなら歩けるようになった姿を医師に披露し「時間がかかろうが、復帰を目指して頑張る」と約束した。
森は来年、オートレーサーデビュー25周年。SMAPも解散した16年がデビュー25周年だった。森のヘルメットには星がかたどられ、5色の石が埋め込まれている。仲間達の25年の記録を超えるべく、森も復帰へ向け、戦いを続けている。