【ボート】多摩川G1は茅原悠紀がまくって今年2回目のV 「多摩川初優勝が一番うれしい」

 当地初優勝でG1を制した茅原悠紀
 多摩川アンバサダーの「えなこ」(右)に祝福される茅原悠紀
2枚

 「ウェイキーカップ・G1」(2日、多摩川)

 12Rで優勝戦が行われ、2番人気の茅原悠紀(34)=岡山・99期・A1=が4コースまくりで優勝した。今年は2月のG1・中国地区選手権(徳山)以来2回目で通算46回目、G1優勝は8回目。同大会、当地は初優勝。2着は5号艇の柳生泰二(山口)、3着に1号艇の毒島誠(群馬)が入り、3連単は2万1940円の好配当となった。

 会心のレースだった。4カドから「全速でした」というコンマ09のSを決めて、コンマ01のトップSのイン毒島を含む内の3艇を豪快にまくった。

 「簡単にまくれるとは思ってなかった。3号艇の雰囲気が良く、そこを抑えれば行けるかな、と。レースでは3号艇が(Sを)放ったのが見えたので」とチャンスを逃さなかった。

 調整は最後まで試行錯誤だった。5日目の準優は2号艇でインの毒島を差したかと思われたが、出足の差で2着に敗れた。「エンジン自体はいい感じだったが、出足が微妙で気になってた。出足を付けようとペラを叩いたが、特訓で全部おかしくなった。最後は伸び寄りというか、叩き直した。仕事したかいがありました」と納得の調整だった。

 2月のG1以来、今年2回目の優勝には「秋からは頑張ろうと思っていました」と笑顔を見せた。当地初優勝に関しては「それが一番うれしい。多摩川で優勝したいと思っていた」と11月に当地で行われるSG・チャレンジカップに向けて大きな収穫も得た。

 次節は地元児島でG1・周年記念(9~14日)、さらに平和島でのSG・ボートレースダービー(26~31日)が控えている。

 「お客さんに喜んでもらえるレースをして、できる限り稼ぎたいですね」と年末の大舞台へ向けてスパートが続く。

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