大けがの森且行の優しさに涙 接触レーサー「ファンの生きがいを」バイキングで告白

 オートレーサーの新井恵匠が5日、フジテレビ系「バイキングMORE」の取材に応じ、今年1月のレースで元SMAPでオートレーサーの森且行と接触し、けがを負わせた当時を涙ながらに振り返り、森からかけられた温かい言葉も紹介した。

 1月のレースで新井がバランスを崩し、森に接触。森はそのまま転倒し、骨盤骨折などの大けがを負い、現在もリハビリを行っている。森は9月に放送されたTBS系「あさチャン!」で、死を覚悟したことや、車イスも覚悟したことなどを振り返っていた。「あさチャン!」内では、杖なしで歩く姿も披露。必死のリハビリの効果もあり、回復している姿も見られた。

 番組では森と接触した新井を取材。新井は「事故を起こしてすぐに病院に行った。もちろん森さんもICUみたいなところに入っていて全然会えなくて。コロナの関係もあって病院にも入っちゃいけなかったので、ずっと会うことが出来なくて」と語り「ズドンと心が重くなって、申し訳ない気持ちしかなくなってしまった」と振り返った。

 その後も「ファンの方の生きがいを自分のせいで奪ってしまったわけで、すごい反省と後悔で心が重かった」とも語り、レースも「フラッシュバックじゃないけど、こうなったらどうしようとちゃんとレースができなかったり、森さんのケガの状態が気がかりだった」ことから、レースの成績も奮わなかったという。新井に対して誹謗中傷もあったといい「ケガをさせた新井ってなんなの?とか、よくないようなコメントも言われた」ことも打ち明けた。

 そんな新井を一番気にかけていたのもやはり森だった。今年6月からお互いメッセージのやり取りをするようになり、森からは、事故について「全然気にすることはないから。前向きに頑張ってね」とのメッセージがあったといい「8月ぐらいに空いている日、ある?鰻は食べられる?」と食事にまで誘ってくれたという。

 食事の約束はコロナ禍でまだ実現していないが、森の優しさに新井も「泣いちゃいました。森さんがいつも優しくて、温かくて。心が優しい方なので」と涙を浮かべて感謝。「森さんの優しさに触れてばかりの自分は何も出来ませんが、一日でも早く良くなって、オートレースに復帰して、森さんと笑顔で喋ることが自分の今の思いであり、願いです。少しでも早く元気になることを心から願っています」とも語っていた。

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