「びわこ大賞・Ｇ１」（８日、びわこ）

　１号艇で断然人気の峰竜太（３６）＝佐賀・９５期・Ａ１＝が、インからトップＳであっさりと逃げ切り、びわこ大賞初優勝を飾った。Ｇ１は２月の九州地区選（大村）以来で今年２回目、通算では１５回目の優勝。一般戦も含め通算での優勝は８５回目。

　峰が現役最強レーサーの強さを見せつけた。風が収まり絶好の状態で迎えた優勝戦。インに構える峰は、コンマ１２のトップＳで１Ｍを先マイ。「風がやんだらＳが届かないので、ここだけは行かないと、と思って行った。１Ｍも幅をあけて回ったし差されることはないと思った」と優勝を確信。最後はファンが待つＶゴールへ右手を突き上げるガッツポーズで駆け抜けた。

　今節は厳しいエンジンを引いたが「整備士さんのおかげです。でも、ぼろエンジンでも上積みできたし、自信につながった。自分の強さを再確認できました」と、力強くシリーズを振り返った。

　次はＳＧ・ダービー（２６～３１日・平和島）が待っている。「ＳＧとかではなく、チャンスがあるタイトルは取るのが強さ。ボート界トップの座は譲るつもりはないので、このまま突っ走って行きたい」と妥協することなく、これからもファンの期待に応え突き進んで行く。