「平和島ボートレースダービー・ＳＧ」（２６日、平和島）

　東都のエース浜野谷憲吾（４７）＝東京・７０期・Ａ１＝が、９年ぶりにダービーの舞台に帰って来た。「９年ぶりですか。そんなに出ていない実感がないが出られて良かったです」と笑みを見せていた。

　手にした７３号機は、前節インファイターの西田靖（東京）が乗りペラは特殊。それでも「まだペラは見ていないけど、そこまでではなかった。伸びも下がらなかったし乗りやすさもあった。ただ冷えたぶんＳが速かった。回っているんでしょうね。温水パイプも付いてないしこのままだと回り過ぎると思うのでたぶん大幅に叩く。（桐生）順平の行き足が良かったけど、ペラをもう少し合わせればゾーンに近づいて行くと思う」とイメージは出来上がっているようだ。

　現在賞金ランキングは２位。ただ、「２位だけど峰（竜太）は遠いね。峰の壁は厚い」と苦笑い。それでも結果次第ではトップも十分に狙える。「地元で走り慣れた水面だし問題はない。進入はＳが行けなかったら意味がない。自分のＳが行けるところから行きたい。いろいろやってＳがつかめたら進入も考える。気負いなくやって行きたい」と平常心でファンにアピールしていく構えだ。