【ボート】初代覇者は羽野直也 業界初のミッドナイトボートレースは今年のヤングダービー覇者が制する
「ミッドナイトボートレース トランスワードトロフィー2021」(25日、下関)
業界初のミッドナイト開催の優勝戦が行われ、人気を背負った1号艇の羽野直也(26)=福岡・114期・A1=がイン逃げで制した。
新鋭の星・羽野が、インからコンマ07の気合のSを決めて逃げ切った。「下関での優勝も初めてですし、初のミッドナイト優勝というのは光栄です」と笑顔を見せた。9月に徳山で行われた今年のヤングダービーの覇者がベテラン、記念クラスの猛者を相手にスピードと強さを見せつけた。
一般戦とはいえ、注目を浴びる優勝戦1号艇でもあり「この1号艇はすごい緊張しました」と本音もこぼれたが、しっかりと逃げ切るあたりはさすがというべきか。「これからもミッドナイトに呼んでもらえるように頑張ります」とうれしそうだった。
SG7冠の西島義則、グランプリ覇者の服部幸男、市川哲也、地元エースの谷村一哉、女子トップクラスの長嶋万記ら多彩なメンバーが集まった。SG・ダービーの裏開催としては、これ以上ない好メンバーの一般戦だったが、優勝したのはこれからのボート界を背負っていく羽野だった。
当初の売上目標は40億円だったが、5日目でクリア。最終的には57億円を越え、まずは大成功のミッドナイトボートレース開幕戦となった。