【エリザベス女王杯】アカイトリノムスメ 状態上向き 国枝師「問題ない」
「エリザベス女王杯・G1」(14日、阪神)
秋華賞馬アカイトリノムスメは12日朝、美浦坂路で調整。見届けた国枝師は「順調だね。落ち着いていて何の問題もない」と納得の表情だ。
20年8月の新馬戦(7着)は440キロでの出走で、秋華賞を制した前走時は448キロ。3歳秋で490キロあった母アパパネと比べると馬格は物足りない。指揮官も「一番心配しているのは体が減ること」と不安点を挙げていたが、今回の事前発表馬体重は456キロ。「この時期の3歳はどの馬も増えるものだけど、馬体重が増えているのはいいね。前走を勝って増えるのはいいし、状態も上向き」と笑みを浮かべた。
枠順は2枠3番に決定。好敵手レイパパレが最内枠になったことに、「レイパパレが行くんだったらマークする形だろうけど」と展開を描きつつ、「流れに乗っていく形だろうね。極端な競馬にはならない。あとはペースがどうかだけで、そこはジョッキー(戸崎圭)の判断に任せます」と最終的には鞍上に託す構えだ。
母はエリザベス女王杯に3、4歳時に挑戦するも2年連続で3着。「アパパネの忘れ物を取りに行かないとな」。指揮官にとっても、牝馬限定G1グランドスラムが懸かる一戦。力が入るのは当然だ。