【ボート】浜名湖G1 板橋侑我がG1初優出初優勝 デビューわずか5年6カ月で地元周年制覇
「浜名湖賞・G1」(15日、浜名湖)
1号艇の板橋侑我(25)=静岡・118期・A1=が、コンマ08のトップSから逃げて1着。G1は初優出で初V、通算では3回目の優勝を飾った。2着に深谷知博が続き、地元勢でのワンツー決着となり、3着には峰竜太が入った。
エース48号機を相棒に一気にVまで駆け上がった。周年記念は初参戦だった板橋が絶好枠から堂々と逃げてG1初優出初Vを達成した。「緊張から解き放たれた感じで本当にうれしい」と重圧から解放され、安どしながら喜びをかみ締めた。G1はヤングダービーに2回出場しただけで、初めての周年記念だったが、歴戦の記念戦士を相手に一気に頂点まで登り詰めた。2016年5月デビューで、まだ5年6カ月での地元周年記念覇者の誕生だ。
直前の一般戦では師匠の笠原亮がケガからの1年2カ月ぶりとなる復帰戦でV。「そのときのペラを教えてもらって、そのおかげで自信を持って行くことができた」と、尊敬する師匠の力もVへの後押しとなった。
この優勝で来春のSG・クラシック(22年3月16~21日・大村)の出場権も獲得。「誰もが夢見る舞台だし、ワクワクする。次の目標であるSGを獲ることに向けて頑張りたい」と上のステージでの戦いに胸を躍らせながら、さらなる飛躍を誓った。