「オールレディース・ビーナスちゃんカップ・Ｇ３」（１６日、びわこ）

　１号艇で人気を集めた落合直子（３７）＝大阪・９４期・Ａ２＝が、節イチパワーを武器にインから圧逃。７月・住之江ヴィーナスシリーズ以来となる今年Ｖ２、通算では６回目の優勝を飾った。２着には堀之内紀代子（岡山）、３着には海野ゆかり（広島）が入り決着した。

　節イチパワーを誇る落合が圧倒的な強さで今年Ｖ２を決めた。

　レースはＳ展示同様に１２３４・５６の４対２。落合はインからコンマ０９のＳを放ったが、スリットでは２コースの堀之内が先行。「ちょっと様子を見た分のぞかれて、１Ｍは若干慌てた。でもエンジンさまさまですね」とバックでは堀之内を突き放し、堂々とＶゴールを駆け抜けた。

　今節はエース級の２５号機を引き当て「こんなにいいエンジンは初めて。初日から手応えはあった。節間はエンジンを信じて精神統一してた」とレースに集中して勝ち取った優勝にニッコリ。

　これで来年のプレミアムＧ１・レディースチャンピオン（２２年８月２～７日・まるがめ）の権利を手にした。

　「今年はＦ２で出られなかったが、来年はＡ１も大きな大会も意識していこうと思う。頑張るぞ！」と気合を込め、これからの活躍を約束した。