【マイルCS】シュネルマイスター マイル王世代交代劇へ絶好リハ 陣営と一問一答
「マイルCS・G1」(21日、阪神)
毎日王冠で古馬を撃破。勢いに乗る3歳マイル王シュネルマイスターが17日、美浦Wで迫力満点の動きを披露。先週に続いて横山武が騎乗し、アルビージャ(3歳3勝クラス)との併せ馬。初めての長距離輸送を控えているとあって、終始馬なりで余裕を持たせた印象だったが、それでもラストの伸びは迫力満点。馬場の八分どころを進み、5F69秒4-38秒3-11秒7の好タイムで楽々1馬身先着を果たした。新旧交代へ、準備は整った。以下、横山武史騎手と一問一答。
◇ ◇
-追い切りに騎乗した感触は。
「先週の動きがすごく良かった。強く追ったことで素軽さが増していますね。きょうはそれを確認できました」
-成長を感じている?
「まだちょっと緩いですが、新馬戦の頃よりもパワーアップしています。成長度は自分が一番感じていると思います」
-安田記念3着以来のコンビ。
「安田記念は若干スタートで出遅れているんです。なので、今回は気をつけたい。あとは道中の折り合いにも気をつけたいですね。平均よりもややハイペースの方がいいかな」
-意気込みを。
「この馬は3歳馬だけど能力は高い。グランアレグリアなどメンバーは強いですが、自分の馬の能力を引き出して頑張りたいです」
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以下、手塚貴久調教師と一問一答。
-追い切りの狙いは。
「先週にすごくいい追い切りができて、既に体も中身もできている。今回は初めての長距離輸送を考慮して、少し余裕残しの併せ馬を行った」
-追い切り後、ジョッキーと話をしていたが。
「前日に追い切りに乗りたいと電話があった。感触をつかみたかったのだろう。素軽かったので問題はないと」
-初めての長距離輸送になるが。
「メンタル的に冷静なタイプなので、それほど気にしなくていいのでは」
-阪神コースは。
「初めてですが、外回りなので直線が長い。東京コースでの走りを見ても、合っていると思います」
-毎日王冠を勝って挑む一戦。
「前走を勝った時点で、G1でもチャンスはあると思った。強いメンバーが出走してくるので胸を借りる立場だけど、勝ちを意識した仕上げをしてきました」