【POG】ナミュール短期放牧から帰厩 C・デムーロで阪神JF参戦へ(栗東発)

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 赤松賞の勝ち馬で、先週の当欄で取り上げたナミュール(牝、高野)は、C・デムーロJで阪神JF(12日・阪神、芝1600m)への参戦が決まった。レース後は放牧へ出ていたが、1日に栗東へ入厩した。師は「前走はスローペースのなかでも折り合いがついていい内容でしたし、最後の脚もいいものがありました。初めに栗東へ入厩した時から思っていましたが、骨格が良くて踏み込みもしっかり。体の使い方がとてもいい馬ですね。スタートが良くありませんでしたので、中間にゲートで駐立の確認をしてレースへ臨みます。G1でも楽しみです」とコメントした。

 夏の2歳重賞を勝ったナムラの2頭も順調にきているもよう。

 ナムラクレア(牝、長谷川)について、師は「後ろから馬が来ると反応が良過ぎるところがあり、この中間からメンコを装着しています。折り合いひとつで距離はこなせると思っていますし、楽しみです」とG1奪取へ意欲を見せた。

 函館2歳S1着以来5カ月ぶりの一戦となるナムラリコリス(牝、大橋)について、2日の1週前追い切りにまたがった泉谷Jは「いい時計が出ましたね。抜け出して少しフワッとする面はありましたが、折り合いは大丈夫でした。このひと追いで息ができてくると思います。リフレュシュ効果もあり、とてもいい精神状態です」と好感触を得た様子。人馬ともにG1初制覇が懸かる一戦に大きな期待を寄せた。

 11月13日の阪神新馬戦(ダート1800m)で衝撃的な勝ちっぷりを見せたジュタロウ(牡、河内)。今後について、師は「気がいい馬なので、レース後はいったん放牧に出して11月30日に栗東へ入厩しました。次走は1月8日の中京1勝クラス(ダート1800m)を予定しています。私も武豊Jも大きな舞台での走りを期待している馬。まずは次走できっちりと結果を出して、その先を考えたいと思います」とコメントした。

 11月27日の阪神新馬戦(ダート1800m)でアロゲート産駒対決を制したフーリッシュホビー(牝、杉山佳)。師は「これだけの馬を預けていただいたオーナーに感謝をしたいです。レースに関しては、鞍上がうまく乗ってくれたと思います。左手前に変わってからの伸びがいい馬なので、右回りの阪神でのデビューを選択しましたが、強かったですね。今後については、いったん放牧に出して次走は年明けになる予定です」と話した。(馬三郎栗東支局・塩手) 

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