【阪神JF展望】武豊&武幸師コンビのウォーターナビレラが2歳女王へ
「阪神JF・G1」(12日、阪神)
ウォーターナビレラが、武豊&武幸師の兄弟タッグで2歳女王を目指す。ファンタジーSは2番手から鮮やかに抜け出して、デビューから3連勝で重賞初制覇。初コンビだった名手は「センスがありますね。3戦全て完勝だし、レースぶりも安定している」と高く評価する。新種牡馬シルバーステート産駒の素質馬とともに、兄弟でのG1制覇を狙う。
アルテミスSを制したサークルオブライフも、充実一途だ。デビュー戦こそ、のちに東スポ杯2歳Sを制したイクイノックスの3着に敗れたが、その後2連勝したように、潜在能力は同世代の牝馬では屈指の存在。鋭い末脚が持ち味で、直線の長い阪神外回りコースも合いそうだ。
サウジアラビアRC2着のステルナティーアは、18年マイルCS覇者ステルヴィオの全妹という良血馬。兄が今回と同じ阪神マイルの17年朝日杯FSで2着に入っており、血統背景から舞台適性は高い。ルメールを背に一気に頂点を狙う。
アルテミスS2着のベルクレスタも、タイトル奪取に向けて虎視たんたん。小倉2歳S覇者でファンタジーS2着のナムラクレア、函館2歳Sを制したナムラリコリス、C・デムーロとコンビを組む2戦2勝のナミュールなど、ライバル勢も多彩だ。