【競輪】和歌山デイリー杯 S級は上田尭弥が制圧 赤板過ぎ先行で今年V3

 優勝しインタビューを受ける上田尭弥
 今年V3に笑顔の上田尭弥
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 「デイリースポーツ杯・F1」(8日、和歌山)

 11RでS級の決勝が行われ、赤板過ぎから先行した上田尭弥(23)=熊本・113期・S1=が押し切って1着。今年3回目の優勝を飾った。上田マークの大塚健一郎(大分)が2着、目標不発ながらも外を伸びた小川勇介(福岡)が3着に入った。

 準決を終えた上田は悔しさをあらわにしていた。最終2角から満を持してまくったが、後ろの小川に差されて2着。「悔しいですね。いい感じで踏みだせたし、コーナーにもうまく入れました。それでも小川さんに差されて…」。それでも、上がりタイム11秒1。「動けていますね。悪くないと思います」と前を向いた。

 決勝の上田は九州別線となった岩谷拓磨-小川-原口昌平(いずれも福岡)を制して主導権を奪取。「打鐘4角からペースを上げました」とスピードに乗せてからは、誰もまくらせず、後ろの大塚も差させずのVゴール。「地脚ですから。まくりより先行で持ち味が出るのでしょう」と10月から3カ月連続となるF1優勝に笑顔だった。

 次はG3制覇に期待がかかる。「決勝には乗れるようになりましたが、そこで大きな着が多いですからね。そろそろ決めたいです」。そして、2024年度の再開に向けて工事に入っている熊本競輪で疾走したい。「いずれG1が開催されるので、そこで走りたいです」。高校時代は野球で汗を流した上田は投球フォームから「ガルベス」と名付けられた。肥後のガルベスは大きな目標へ突き進んでいく。

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