【阪神JF】ステルナティーア抜群 雨で重い美浦Wでラスト1F11秒5!ルメール高評価
「阪神JF・G1」(12日、阪神)
G1馬ステルヴィオの全妹ステルナティーアは8日、美浦Wで併せ馬。ルメールがまたがり、感触を確かめた。
サウジアラビアRC2着から臨むステルナティーアが抜群の末脚を披露した。水曜の美浦Wは雨でたっぷりと水分を含んだ重たい馬場。だが、そんな状況でも全体を6F84秒2でまとめ、ラスト1Fは11秒5と鋭い切れ味を発揮。楽な手応えのまま、ジャングルキング(3歳1勝クラス)と併入した。
手綱を取ったルメールは「道中はとても冷静に走っていたし、直線ではしっかり伸びてくれました。フットワーク、息なども問題はないです」とうなずく。今回が初コンビとなるが、追い切りの評価は高く、いいイメージで本番に臨めそうだ。
全兄は18年マイルCS覇者のステルヴィオ。兄も妹と同じくサウジアラビアRCは2着。次戦の朝日杯FSで2着に好走した。鞍上はデビュー当初に手綱を取っていた兄と比較して、「ステルヴィオは2歳の時から強く、G1を勝てるくらいの力がありました。牡馬と牝馬で体は違うけど、すごくいい馬でスピードを感じます」と妹からもG1級の素質を感じ取っている。
「前走は2着に負けたけどすごくいいメンバーだったし、最後はいい脚を使ってくれた。今回もハイレベルだが、馬の状態は完璧なので、大きなチャンスです」とVを意識する。末脚は一級品。仁川の長い直線で持ち味を発揮し、2歳女王の座を射止める。