【香港スプリント】4頭大量落馬 ピクシーナイト&福永が骨折 4角で前方の馬が転倒

 「香港スプリント・香港G1」(12日、シャティン)

 香港スプリントは4頭が落馬するアクシデントにピクシーナイトが巻き込まれて競走中止。鞍上の福永祐一騎手(45)=栗東・フリー=は左鎖骨骨折と診断された。

 思わぬアクシデントが4コーナーで起こった。好位を追走していたアメージングスターが故障して落馬すると、後ろを追走していたピクシーナイト、ラッキーパッチ、ナブーアタックが巻き込まれて競走中止。昨年の覇者でラストランだったダノンスマッシュもあおりを受け、大きく離れた8着で入線した。

 中団で末脚勝負にかけたレシステンシアは、落馬事故を回避するために4角で寄れたが、立て直して鋭い末脚を発揮。スムーズに運べたスカイフィールドには3/4馬身届かなかったものの、初の海外遠征で2着に入った。スミヨンは「落馬した馬から逃れなければならなかった。それでも彼女は頑張ってくれました」とねぎらった。中山競馬場でレースを見守ったダノンスマッシュの安田隆師は「馬もジョッキーも異常はないという連絡を受けました。大事に至らなくて良かったです」と安どの表情を浮かべた。

 なお、シルク・ホースクラブの公式ツイッターによると、ピクシーナイトはレントゲン検査を行ったところ、左前膝の骨折が判明。右トモ捻挫と胸前に過度な筋肉痛の症状もうかがえるとツイートされた。また鞍上の福永はインディチャンプに騎乗予定だった香港マイルを乗り代わりとなり、病院に搬送された。意識ははっきりしているものの、左鎖骨骨折と診断されたことをJRAが発表した。

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