【ボート】下出卓矢が江戸川G2制覇 1周2M先取りで逆転
「江戸川634杯 モーターボート大賞・G2」(13日、江戸川)
開催最終日の12Rで行われ、1号艇の下出卓矢(35)=福井・99期・A1=が、1周2Mで差し返して逆転勝ち。2019年10月のG1・平和島周年以来、2回目のグレードレース優勝を飾るとともに、来年のSG・ボートレースクラシック(22年3月16~21日・大村)の出場権を獲得した。
通算13回目の優勝に、下出の表情がほころんだ。「本当は逃げたかったんですけど…。でも(苦手意識のある)江戸川で優勝できるとは思ってなかったので、とてもうれしい」。優勝は平和島周年以来で2年ぶりだ。
先マイした1Mのターンが流れ、バックは若林の差しにつかまった。それでも、2Mの差し返しで人気に応えてみせた。「(1号艇の)平和島もそうだったんですが、いつかちゃんと勝ちたいですね」と反省も忘れない。
4カ月間のF休みもあって、波に乗りきれなかった1年。「これで帳尻が合いました。SGは考えてもなかったのでビックリですが、頑張りたい。お客さんには、僕は伸び型のイメージが強いと思うので、変わらずそこを求めていきたい」。伸び仕様のスペシャリストは、大舞台での本領発揮をもくろむ。