“香港マイル王”ゴールデンシックスティ 安田記念参戦も
「魁!海外馬券塾」(15日)
香港マイルの展望で“ゴールデンシックスティを内ラチ沿いに封じ込めれば日本馬にも勝機があるが、そうなったとしても一瞬でも前があけばゴールデンが抜け出す”と書いたが、実際のレースはまさにその展開になった。
インディチャンプのスミヨンや、モアザンディスのリョンらが徹底マークで内に閉じ込めることには成功したが、ゴールデンの鞍上・ホーに全く慌てるそぶりはない。直線に向いてから抜け出す進路を探し、Vロードを確保するとあとは独走。香港競馬史上最多となる19勝目を完勝で飾った。
22年はいよいよ、この香港マイル王の海外遠征がうわさされており、安田記念が一番の候補だと現地では報じられている。左回りや多頭数の競馬は、ゴールデンにとって初物ずくめとなるが、それでも日本馬を軽く一蹴してしまうのだろうか?このレベルの外国馬の来日はいつだって大歓迎だ。
外国馬の関係者のビザを発行させるのも21年はかなり大変だったと聞く。22年の春には今よりも状況が好転していることを願うばかりだ。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)